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「GEORGEは動物の倫理的扱いをめぐる論争をまったく新しい段階に持っていった」—サンフランシスコ・マガジン

1987年初春、冬の間すっかり枯れたかのように裸になった木々で桜やリンゴの花がいきなり咲き始めた日のこと。ブロンクス(確かにベツレヘムじゃないけど、いいよね?)で1匹のワイヤーフォックステリアの子犬が生まれた。2カ月ほど経つと、この幸運な子犬はボビー・ワイズとリンデン・ランバート(彼らはテキサス州出身)に望んでもらわれ、マンハッタンに連れて行かれ、Georgeと名づけられた。その後すぐ、2人と1匹はゴールドラッシュ以来人々がしていること、すなわちサンフランシスコへ引っ越したのである。

 あっと言う間に4年が経ち、ボビーとリンデンはGeorgeを深く愛し、Georgeもまた2人を愛したが、2人は市場に出ているペット製品が恐ろしくつまらないものと感じた。と言うよりも、彼らが住むしゃれたアパートメントのドアはさておき、彼らの美的感覚にとって実際のところ気に障るほどだった。そこでひらめいた。ペットの犬たちが咬んだり、その上に寝たり、着たり、食べたりして楽しいのと同時に、見た目もよく、我々の生活空間にもマッチするような商品をデザインしたらどうなるだろう(と彼らは熟考した)? こうしてフォックステリアGeorgeの誕生から4年、会社としてのGeorgeが生まれた。

 飼い犬のフォックステリアをひらめきの源かつフォーカスグループとし、また極めてクールなデザイナーたちにも協力してもらい、ボビーとリンデンは仕事に取りかかった(おっと、もちろんコンサルタントをしてくれた、偉そうな猫好きの友人たちも忘れちゃいけない)。間もなく、四つ足のお友達のための目新しいアクセサリーとすべて手作りのトリートを含むフルライン、そして二本足で歩く飼い主のためのおしゃれなグッズがそろった。なんと幸せな飼い主たちだろう! これをマスコミが見逃すはずもなかった。まさかね。メトロポリタン・ホームからハウス&ガーデン、イン・スタイル、そしてラッキーまで豪華な光沢紙を使う雑誌がGeorge商品に魅せられた。もちろんペットだって夢中になった。ご心配なら、すべての製品が動物の消費に関して人間でテストされているのでご安心を*。

 現在Georgeはサンフランシスコとバークレー、2006年にオープンしたサンタモニカの店舗と日本の皆様には、芦屋、駒沢、恵比寿店、そしてここオンラインストアでどんどん拡大している商品を皆さんに提供している。お立ち寄り下さってありがとう。さて、そろそろ散歩の時間じゃないかな?

*GeorgeはPATA(動物に対し上品な扱いをする集団)の創設(かつ唯一の)メンバーであることを誇りにしている。


 
 

Copyright 2002 George Japan, Inc.